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ともに、未来へ。
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    ツアーが始まる前に、これを書いておかなければ、次に入れない!!

    っていうことで。

    BLAST in Miyagiを観て、どうしても書いておきたかったこと。

    公演3日目。
    屋根があって、「月が綺麗〜」って言われても、残念ながら月は死角に入り込んで見えなかった。
    それでも、ステージ正面から全体が見えた。
    そんな席。

    正面からメインビジョンを含めて、しっかりと演出を観ることができて。
    サイドや見切れ席からとは明らかに違う衝撃があったのは、翔くんのソロとアクセントメドレーのところだった。
    本人のパフォーマンスと、メインビジョンに映し出される「言葉」や「風景」が、増幅装置みたいになって、ガンガン胸に迫ってきた。
    音で聴こえるよりも、より明確に胸の中に入ってくるのは、それはそれで…って気持ちもあるけど。
    翔くんのアップデートされたHip pop boogieのリリックは、文字の力で増幅されるものもあったと思う。
    (単純にオイラがそういう演出が好きというのもあるのかもだけれど)

    セトリを眺めていると、概ね3部構成になっていると思った。
    TimeからBLAST in Miyagiまでの8年間を埋めるワイハ〜Zero-G。
    地元高校生との合唱コラボから始まるのは、「今」の宮城に寄り添う時間。
    感謝〜Two。
    地元の人の想いも、今だからこその気持ちで寄り添う。
    そして、雑誌等の公式セトリでは、「アクセントダンス 廚箸覆辰討い辛分から始まるのが、「あの日」と「今」を繋げる時間になる。
    この本編最後の「果てない空」へ繋がっていくラストパートが、本当にすごかった。
    正面から見ていて、これほどまでの想いが詰まっていたことに気付かされて、胸が震えた。
    願わくば、映像化されるときに、これらの想いがまっすぐ届く編集が為されてることを願う。
    アクセントダンスをメインに据えた魅せ方も素晴らしい。
    でも、それだけでは足りない。
    このパートのセトリに込められた想いは、ビジョンの補足で完成されていたと思うので。
    頭上に広がった夜空を見上げながら歌う「果てない空」は、ただそれだけで成立するのではなくて。
    きちんと「ここ」へ繋がる想いが、きっちりと込められていたから。
    それが伝わる編集が為されてることを強く願っている。

    …と、エゴ満載で、オイラなりの解釈を置いておきたい。
    アクセントダンスの音は、Endless Gameの逆回転。
    キュルルルっと音もダンスも逆回転して、メインステージで時間が巻き戻っていく。
    ビジョンでは、時間が逆戻りしていく。
    森の、街の、時間が戻っていく。芽吹いた双葉が土へ還り、復興し始めた街は再び色を失っていく。
    戻っていくのは多くのものが喪われてしまった「あの頃」。
    そんな風景を背中に、歌われる「Endless Game」。

    「いつもあるはずだから 変わらないものが “失くしたものと生まれゆくもの ”
    この世界は難しいことばかりじゃないだろう “君の心に 息づいたEndless”」

    ここまで歌ったところで、音が変わる。
    ここから、「アクセントダンス◆廖

    って、簡単に書いてあるけど、ここが!肝心要なところで。

    ひとりずつ、自分が出演した映画やドラマ主題歌となっていた曲のワンフレーズを歌い繋いでいくメドレーになっている。
    ビジョンには、歌うメンバーの顔と歌詞が大きく映し出される。

    「頭上に悠然とはためく 漠然とした夢を掲げ この道の先はまだまだ見えず 失敗からしか何一つ学べず 空の向こう越えるための この人生の抑揚 あの頃の未来向かい 時代に期待せずも進むmy life」
    「君の叫びで 僕は目覚める 今宵の闇へ 君を誘う Monster」
    「忘れない瞳で交わした言葉 そう痛みも届いているから」
    「100年先も愛を誓うよ 君は僕のすべてさ」
    「身体中が叫んでる まるで無限の迷路に 傷だらけの記憶 悲しみの果てまで 彷徨って」

    まるでミュージカルのように。
    1曲1曲別々の意味合いを持ったフレーズが、この瞬間、たったひとつの意味をまとったメッセージに生まれ変わる。

    不安に押しつぶされそうで、それでも進まなければならない。そんな時期に。
    それでもたまらず、泣き叫びたくなるような夜に、君の痛みは届いている、と。
    君は僕の全てだから。その痛みや悲しみに寄り添う、と歌い繋いで。
    ビジョンには、枯れた大木。
    そして歌うのは、Sakura。死と再生のうた。
    大木の周りを多くの白い折り鶴が舞う。そして、真ん中には赤い折り鶴。
    (折り鶴は、たくさんの人の祈りの象徴か?
    回復や復興の祈りを込めて、多くの人が鶴を折るように、日の丸を模しながら、たくさんの祈りが集まっていることを示している?)
    まっすぐな祈りでメドレーは終わる。哀しみの向こうに希望を内包しながら。

    そして続く、ラストスパート。

    ピカダブ迷宮サクラ咲ケA・RA・SHI

    どれも不安に寄り添いながら、未来へ向かっていく歌なんだ。
    自分だけでなく、共に鼓舞して。
    共に、未来へ。と。会場を回りながら、思いっきり気持ちを盛り上げながら歌う。

    「Your my SOUL! SOUL! いつもすぐそばにある 
    ゆずれないよ 誰もじゃまできない
    体中に風を集めて 巻き起こせ A・RA・SHI A・RA・SHI for Dream」

    当たり前のように、観客と声を合わせて一緒に歌って。
    そして、メンバーの挨拶の後。

    空に瞬く星や月を。どこにでも繋がっている空を感じながらの「果てない空」。
    白い照明が、中央の5人に集まり、歌い始めると上を示しながら、夜空の中に溶けていく。
    ビジョンでは、Sakuraのときに枯れていた、茶色だった大地が、次々に緑に変わっていく。大木には葉が生い茂り、白い鳩が飛び立っていく。
    集まっていた白い折り鶴たちは、鳩となって飛び立っていったということなのかもしれない。
    祈りから、未来への願いへ。これからの祈りへ。っていうことだったりするのかしら…。

    力強く、共に未来へ踏み出そうと。
    そんな風に。
    寄り添いながらも、一緒に進んでいこうという意志が強く表現されているように思った。
    たくさんの祈りと願いが詰まっているように思った。

    ちなみに、「ともに、未来へ」は、復興のスローガンになっていて。
    仙台市内でも、多く目にする機会があって。
    彼らの挨拶などの言葉の端々でも伝えていて、きっとこのコンサート自体のテーマの中にも入っているんだろうということも思った。

    「がんばれ」でも「がんばろう」でもなく、「ともに、未来へ」。
    常に「一緒に」進んでいくことを示し続けるのが、とても嵐らしいとも思う。

    *

    いちヲタとして。
    こんな風に表現できるようになったんだ…!
    というか。ここまで、考えぬかれて表現できるって、どういうこと…!?っていう気持ちもあった。
    既存の曲が、まったく違う意味を伴って、顔を出す。
    そんな風にして、自分たちの想いを込める。
    こんなコンサートが作れる嵐が好きなんだよう…!!っていう気持ちもあるけど。
    なによりも、まっすぐすぎるくらいまっすぐに、真正面から作っていたんだと思えたから。

    実際のところが、どうかとかは判んないけど。
    それでも伝わってきた気持ちが暖かくて。
    映像化されるときには、少しでもちゃんと伝わるような作り方になっていればいいなと思ってるし。

    逆に、明確なメッセージ性のあるテーマがないときに作り上げるコンサートが、どんな風になるのか。
    単純にお祭り騒ぎが許されるようなBLASTがいつかどこかで見れるといいなって思った。

    *

    さて。
    BLASTを嵐番外篇とするならば、嵐本編のJaponismの幕がもうすぐ開く。
    どんな風景がそこに広がるのか、楽しみにしています。
    | [嵐]コンサート | comments(1) | - |
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      宮城はずっと不安で情緒不安定だったので、ブログを読ませていただき、すごい演出だったことを初めて知りました。映像が発売されたらじっくり感じたいと思います。
      * friendshipBFN * 2015/11/05 8:04 AM |
      It comments.